オリオンの刻印最終話まで観ました
結論から申し上げますと
面白くないアニメなのは間違いないと思います。嫌いじゃないけど。
ただ別に全否定はしないし、かといって全肯定もしません。ただただ悪かったこと、いいんじゃない?と思ったこと、その他諸々を連ねるだけなので、批評文として成立させようともしていませんし面白くもありませんが、それでもいいという方は下へどうぞ…。 ネタバレを多分に含みます。
悪かったところ
・まずコンセプトがきつい
フィフスセクターもロダンくんが火山岩落とすのも評判あまりよくなかったの覚えてます…?惑星ガードンの話はめちゃくちゃすき
特に今回相手側のオリオン財団の目的がほんとちゃちい(正直あまり覚えてない)。なんだよサッカーを経済に利用するだのパーフェクトワールドだの…。
自陣も相手もそれぞれが信じる正義に通ずる「夢」のために必死こいて戦って、それに視聴者が燃えるっていうのがイナズマイレブンの醍醐味みたいなものだと思っているので、それがなかなかなかったのもしんどいところです…。非オリオンだった中国とドイツくらいでは?
(フロイとその他諸々以外の)ロシアとかイタリアは完全にオリオンの「目的」に踊らされていただけだし、プレイ中みんな苦しそうだったのが結構視聴が辛いポイント。
そして手段を選ばないスポーツマンシップってなんなんだよ的なプレイばかりでほんと純粋に視聴が辛いのはある。小僧丸くんが明日人(ルース)にボールぶつけたのもよくわかんない。ネイビーインベーダーは展開は嫌いじゃないけど地雷原で色んなキャラを次々にレ○プしまくったのは流石にいただけない。
必殺タクティクス、化身、化身アームド、ソウル…とマンネリ化防止のために色々と手を加えるのはわかるんですけど、やっぱりイナズマイレブンを見ている時は純粋に熱く感銘を受けたいわけで。たぶんコンセプトで7割くらい視聴者減るよ…。
・砂木沼さんの扱い
(お気持ち表明書いてる時点で何言ってるんだって感じだけど)割と穏健派な僕でもこれは流石にげんなり。劇中だとザ・アシュラのメンバーになっただけだしなんかよくわからないネタ方面に走らされてるし超金雲監督からは荒れてる時にしか役に立たないとか言われるし…これが解釈違い…。
俺は好敵手と戦うことに高揚を覚えて負けた後も瞳子監督の地獄の特訓を乗り越えて「ゴッドノウズ…!改!!」って急に羽根生やしてさらに急にトライアングルZ改決めた砂木沼さんが好きだったんだよぉ!!
・効果音
9割過去作からの使いまわし。だから技名テロップの音までデータにして流用してる必殺技がめっちゃ多い。癪に障る。ファイアトルネードとかデスゾーンとかは全然いいんですけど。
ちなみに一部除いて元になった必殺技の音声はわかるくらいには効果音にうるさいです。SNSざっと見る限り皆さんそんなに気になってなかった感じですね。ブルースターダストがスターゲイザー使いまわしてるっていう指摘は見たけど。実際そう。
といっても使いまわし自体は初代からやってるのはやってるけど9割方使いまわしは今までなかったはず。次点でクロノ・ストーンが結構酷かったけど体感4割。ギャラクシーはまあまあ頑張ってた。やっぱり効果音一つ一つつけるとなるとお金が掛かる…といった感じの予算の問題なんですかね。
・展開と尺
まあ打ち切りはしゃーない。
それはそれとして長い間明日人くんの影が薄かったのは難点。
あと決勝になってからルースくんがイノセント・ドライブ放ったりチョウキンウンズに選抜されたりしてたけど、つい最近まで誰だっけこいつ状態でした。そういえば影武者やってたね。
野坂くんについても思うところは結構あるけど割愛。
・必殺技のお披露目タイミング
特訓風景さほど描かずに試合で急に出すパターンが多すぎましたね。まあ前もあるにはあったけど…。試合中にポッと出て終わり!っていう捨て技も非常に多かった気がします。KAMAKURADとか。
皇帝ペンギン2号feat.シャークの前振りはまあ割と描けていたので最低あれくらいはね…。
・必殺技のグレード表示
ギャラクシーからほぼなかったけど。
マカロニスパゲッティソース増量とかそういうの大好きなので味方側でももっとやってほしかったものです…。イナズマブレイクCGもこのうちに入るのかな…?
・ドリブル(オフェンス)技・ディフェンス技の攻防が少ない
敵側で最後に出たドリブル技が特攻バッファロートレインってマジ???
ちなみに特攻バッファロートレインが出たのが最序盤である2話。つまり1年間敵側でドリブル技が出なかったことになりますね。敵側のディフェンス技はザ・シェルターが最後でしたっけ。
味方側ではブルースターダストが出たけどそれっきり。こっちは何回か使われたけど。ディフェンズ技は…スピニングフェンス?
ということで試合で使われる必殺技がシュート→止めるか止めないかってだけになりがちでそのへんつまらなかったです。ないわけじゃなかったけど。観てる子供はどうなんだろう。
・必殺タクティクス
イナイレの必殺タクティクスはチームに勝つための大きな障壁になり、それをあらゆる手を使って乗り越える…というのが定例だったのですが、オリオンはそれがなかなかないんです(アレスはまあ割と戦略的だったし、真空波でグリッドオメガの衝撃を緩和する策などはあったし、一応オリオンでも使われた)。
絶対障壁をダブルウィングで打ち壊す流れが好きなオタクとしては、そのへんも味気なくて残念だったなと思います。
ドリブレイズとかエターナルランとかドリブル技で代用効くじゃん…。
・角間王将は最後まで試合実況するんだよ!!感動で放棄することなんてないんだよ!!
すきなところ
・なんだかんだ一星くんはすき。色々許されないことはしたけど、贖罪に走る姿とかチームに役立とうと奔走する姿で「んまあ…」と許すくらいには。プラネットブレイクの超イケメン作画大好きです。
・クラリオくんがナイスガイすぎる。張り合えると思った相手には敬意と力で本気で競り合うあたりほんと騎士って感じで刺さる。推しかも。
だから騎士を模したペルセウスオーブのメンツに入ってるのは結構嬉しかったなぁ。
ロシアに負けて出番がポッとしかなかったこと以外は特に不満はないです。
・コズミックブラスター決めてくれたのはほんとありがとう。
・サウンドトラック発売して♡
小僧丸がラストリゾート継承した時に流れたバーニングフェーズスペシャルのアレンジ版っぽいやつとか、フロイの独白→氷の槍→ツーマンデ・ゴラン…で流れたやつとか大好きなので、それだけは…ね?
ちなみに音楽だけいいってクソアニメの法則らしいですよ
・話としては中国戦、ドイツ戦、「孤独なフロイ」までのロシア戦などは結構好き。
以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。